観光地としてのポンペイ

紀元79年8月24日、ベスビオ火山の噴火がポンペイの街を襲いました。大量の火山灰や火砕流が流れ込み、12,000人ほどが暮らしていたポンペイで2,000人もの人々が命を落としました。さらにポンペイの街全体が火山灰に埋もれてしまったのです。ローマ帝国は仕方なくポンペイを破棄することになりました。そして約2,000年後、ポンペイは大規模発掘調査で再び日の目を浴びることになります。 ポンペイの特徴は、なんといっても当時の生活風景がそのまま残っていることです。皮肉にも、ポンペイを埋没させた火山灰が、風化や浸食から街を守るという役割を果たしていたのです。見つかった1,200もの住宅は、当時の市井の人々の暮らしを知る重要な資料となっています。 ポンペイの観光はツアーガイドに組み込まれていることが多いので、インストラクターの解説を聞きながら町を回ることができます。

 

注目すべきポンペイの主な施設

ポンペイは住宅地のみならず、飲食店や公共浴場、劇場や広場、宿泊室などがあり、一つの都市として機能していました。そんなポンペイには見どころがたくさんあります。 街の南東には、広さ141×107mの体育館にはプールが備え付けられており、若者たちが汗を流す場になっていました。体育館の隣にある円形闘技場の保存状態はよく、20,000人の観衆を収容できる客席がそのまま残っています。街の西側には神殿が集中しており、当時の建築技術を目の当たりにできます。 ほかにも見どころは満載ですが、ポンペイ内は徒歩での移動になります。いろいろ見て回ろうと思うなら歩きやすい靴を履くほうがいいでしょう。